保険の入れ歯

初めて入れ歯を作製する方へ

保険の入れ歯

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保険の入れ歯

虫歯や歯周病、事故やけがなど、歯を失う理由はさまざまです。そのような場合、近年ではインプラント治療で失った部分を補うことが主流となっていますが、患者さまの症状や生活環境などによっては、ブリッジや入れ歯の方が適する場合もあります。

当院ではこの入れ歯治療に力を入れており、インプラントやブリッジではなく入れ歯を選択された方が、生涯快適に入れ歯を使い続け、口と全身の健康を維持できるようサポートさせていただきます。

入れ歯は、噛む、飲み込む、話す、笑うなど口の機能を回復し、歯の欠損による健康被害や顔貌の変化を予防するために作製します。

一般的に、入れ歯に対しては「しっかり噛めない」「喋りにくい」「痛い」「ずれる」「手入れが面倒くさい」など抵抗感を持たれる方が多いようです。しかし、入れ歯を装着しないと、欠損部の隣の歯が寄ってきたり、対合歯(噛み合う歯)が伸びるなど、欠損部を埋めようとして歯並びが悪くなります。

そうなると適切な歯磨きができず、現在残っている歯が虫歯や歯周病になってしまいます。つまり、抵抗感があるからといって入れ歯を作製しないと、口の健康は損なわれる一方ということになります。
このことからも、入れ歯を作製することには大きな意味があるのです。

入れ歯は、さまざまな工程を経て、時間をかけて作製しますが、作製したばかりの入れ歯がすぐにうまく機能するとは限らないので、使用しながら調整していきます。作製したばかりの入れ歯を「合わない」と敬遠せず、入れ歯の必要性を理解し、上手に付き合っていきましょう。

また、入れ歯を快適に使っていつまでも食事や会話が楽しめるよう、定期検診で継続的に口の状態を確認することも大切です。

入れ歯作製の流れ

STEP
1
カウンセリング 「何を改善したいのか」「どの程度の機能性と審美性を求めるのか」をお聞きします。漠然としたご要望でも結構ですので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
STEP
2
診査・診断 口の中の状態は患者さまによって異なります。
まずは口の中の状態を確認し、どのような入れ歯が適しているかを診査・診断します。
STEP
3
作製する入れ歯の決定 患者さまとご相談のうえ、作製する入れ歯を決定します。
STEP
4
型取り前の個人トレーの作製 ぴったりと合う入れ歯を作製するためには、型取りがとても大切です。
精密な型取りを行なうための装置が必要であり、まずはその装置を作製するための型取りを行なって、個人トレーを作製します。
STEP
5
型取り STEP4で作製した個人トレーを使用し、より精密な型を取ります。
STEP
6
記録 模型を作製し、正しい噛み合わせを実現するための記録を取ります。
精巧な入れ歯を作製できるか否かは、この工程をいかに正確に行えるかによって決まります。
STEP
7
人工歯排列・試適 咬合器(模型上で噛み合わせなどの位置を再現する装置)を使いながら、噛み合わせの調整を行ないます。一度口に入れていただき、入れ歯を装着した顔が整っているかなどを確認します。
その後、歯の部分を作製し、再度噛み合わせや装着感などを確認します。
STEP
8
仮入れ歯の作製 仮入れ歯を装着していただき、顎の形を精密に再現するためのやわらかい材料を使用して型を取ります。
入れ歯完成後の痛みやグラつきがないよう、この段階で完全に調整し、患者さまによりぴったり合う入れ歯を作製します。
STEP
9
入れ歯の完成 当たって痛くないか、噛み合わせに問題がないかを確認して完成です。
ただし、ここで終わりではなく、微調整を行ないながら、よりぴったりと合う入れ歯へと仕上げていきます。
不具合や違和感がある場合は、お気軽にご相談ください。

なお、上記は一般的な流れなので、入れ歯の種類によっては、途中の工程が省略されることもあります。詳細は歯科医師にお尋ねください。

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